今回は竹内商売繁盛研究会の会員事例を元に、企業向けのサイトの構築事例を再度、勉強しようと思います。今回はあぜち食品を事例として上げているので考察してみます。
目次
オリジナルポップコーンを売ってみよう!
竹内さんの説明によれば、楽天市場やアマゾンなどで展開するネットショップ。
見た限りでは、50年の歴史がある会社であり、当店と比較すれば、凄いわけです。
この時点では、当店よりも何百倍も規模があります。
この意味では、成功間違いなしですが、竹内さんのアドバイスからは「こんなホームページを作っても、売り上げにはつながりませんよ」という点でした。
どのような点が駄目であったのか考察してみます。
・企業目線でOEM路線へ
何でもかんでも販売し、売り上げ増を狙いたいのは同じ店長であればわかります。しかし、それは競合相手も同じ事であり、しっかりとした「競争優位」がないと、いくら50年の創業であっても無理です。
そこで、竹内さんとしてはキーワード選定を開始。
・ポップコーン オリジナル
・ポップコーン OEM
という形で提案。これは非常によく、競合相手もグーンと無くなるので正解です。
企業向けとしては、発注する側は企業の担当部署が対応しますので、実際の所、絞ったほうが逆に効率化します。
これがわかるのと、わからないのでは天地の差の結果につながるでしょう。
その他、関連として「ダイエット」「カロリー」「ディズニー」などを重要項目として展開する内容です。
・どのような企業が問い合わせてくるのか想定する
次に対応としては、問い合わせの想定です。
ここでの重要度はやはり、書いているように、窓口を広くしながら具体的に対応できる点を強調する点です。
「10個から3000個までドーンと対応可能。1個35円から」
という点はわかりやすく重要です。
なぜなら、担当者が問い合わせしたい部分を先に提示しているからです。
これでほぼ、検討の中のひとつには入る予定になります。
ただし、竹内さんのアドバイスとして、重要なのが、
「ポップコーン以外の「お菓子」も同時に検討している可能性が高い」
というのが本当に重要です。特に大口では下記のようなイベントがあります
・周年記念
・卒業記念
・開店記念
・展示会来場用記念
などです。ですから、このようなイベント事に対して、しっかりと提案できるようにすると、見る側がストレスなく見れる形になっております。
法人向けオリジナルポップコーンサイト誕生
今回、レポートを読むと、新しいドメインで製作して対応したみたいです。
その分では、新規オリジナルドメインなので、上位表示は難しいです。
ただし、これは中・長期でみれば、正解な方法で、特にあぜち食品はポップコーンメーカーでありますので、2点で良いです。
(1)うまく成功すれば、ポップコーンで2つのドメインが上位される可能性が高い。最初の数年は大変ですが、いったん、成功すれば10位以内に「2ページ」表示される可能性がある。
(2)コンテンツを絞る事で制約が高まる。独自ドメインの良い点は、常に「専門店」としての力があることです。このため、迷う事が少なく、非常に効率的になります。
当店でいえば、
・扇子専門店「扇子名入れ店」
・防災グッズ販売店「防災グッズ店」
というように、総合店ではなく、「専門店」として展開するわけです。
・成果は1位という凄い点
今回、竹内さんの指導の元、結果が素晴らしい。
・ポップコーン OEM 1位
・ポップコーン オリジナル 1位
という快挙です。
この時点でほぼ「大成功」であり、広告を出す必要がないわけですから、持続性という点では凄い事です。
広告代をみれば、製作代以上のコストが継続的にありますので、その時点で実は成功なんですよね。
自分が店長なら改善すべき点
さて、ここからは竹内さんが提案したオリジナルポップコーンのサイト。
自分が店長なら、すぐみて改善すべき点をあげてみます。参考にしてください。ランディングページの作り方という点でご紹介します。
・クリックする場所がわからないよ!
プロが作る場合、綺麗に作るのがセオリーであり、非常にみやすいわけです。
見やすくないと離脱するからです。
しかし、あまりにも見やすくなるとある点がわからないのです。
下記の画像ですが、どこをクリックしたら、次のページに行けるのかわかりますか?
答えは、簡単なようでわからないのです。
企業の販促担当者ですから、ITスキルは高いため、わかりますが、実は半分はわからないのです。
ですから、当店では重要だと思う点については、指マークをいれております。
こんな感じで、クリックしてほしい場所を誘導するために作ります。
人はちゃんと説明・誘導しないとできないのです。
という点は、意外にも企業向け販売サイトでは重要です。
マウスオーバーも重要で、必ずリンク全体が「反転」するような形で対応する。「ここはクリックできるよ」というのが最低限なのです。
・キラーキャッチコピーを入れる「間違いだらけのポップコーン選び」という視点
前回、竹内研究会で紹介された「王様の撮影キット」の会社からアドバイスをいただきました。
この中で店長の方が、「間違いだらけの○○○の見せ方」という項目を紹介してもらいました。
プロが素人に伝える場合、何が心に響くのか?
それが「間違いだからけの選び方・使い方」であるという視点です。
これは大ヒットコンテンツであります。実際、当店でも記念品ストアーで入れました。
どちらも非常に見られるコンテンツとなりました。
企業向けの場合は、多少は「上から目線で安心させる」という視点が重要です。竹内さんもこの点は伝えており、企業の担当者は上司から失敗を言われたくない!という心理が一番大切で、それを取り除く事がプロの見せ方である という点です。
その意味では、単純に、
「ポップコーン選びで間違いだらけ!イベントが成功するために4点の工夫」
とか
「間違い選びで大失敗。コスパ重視なら注意すべき5点のすすめ」
などのコンテンツを用意することが必要です。
基本はQ&Aからの内容をリニューアルすることでいいでしょう。
・ヒートマップを無料で入れてみよう!
最後になりますが、これだけ素晴らしいサイトでも、どこが一番見られているのかは、なかなか判断が難しいものです。
そんな時に非常に役に立つのがヒートマップです。(しかも無料で使えます)
こちらになります。ヒートマップでは1位です。
実際にはこんな感じです。
何パターンかあり、クリックされている所や、良く見られているところが、一目瞭然です。
ヘッダー部分
フッター部分。
この流れは簡単で、自分が思っているほど見ていない・逆に見ている という点がデータとしてはわかる点です。
実際には、ページの下へ行けば行くほど反応は下がりますが、それが感覚ではなく、データの色として見れるのは力強いです。